投資マインド
一般庶民には投資で資産を増やす事は関係ないと考えられてきましたが、
今や投資をしないと家族との平和な生活も維持できない時代です。
投資と言えば、株や先物、為替、不動産などが代表的なものです。
敵を知り己を知れば百戦危うからずですから、
投資をする前にまず投資対象を良く知る事が必要です。
そうでないと単なるギャンブルになったり、簡単に投資詐欺にひっかかるような事が起こります。
株のどんなことを知れば良いか
- 証券会社を選ぶときのポイント。
- 株式ではどんな投資法が儲かるのか。
- 売買するときの注意。
- 株式市場をどう把握すれば良いのか
それらを明確にしたうえで取引を始めます。
投資マインドに関しては「逆張り」と「損きり」の心理が東西の横綱です。
逆張りは人間の自然な気持ち
投資手法は逆張りをせず、順張りに徹する事が成功の道です。
逆張りと順張りは見方によっては、実はちょっとした違いなのです。
順張り=上がり始めたのを確認して買う、下がり始めたのを確認して空売りする
逆張り=これだけ下がったんだから、そろそろ上がるんじゃないかと見込んで買う。これだけ上がったんだから、そろそろ下がるんじゃないかと見込んで空売りする。
つまり、逆張りは下げ止まった後の上がり初めを確認せずに買い、順張りは上がり始めたのを確認して買います。
逆張りは上げどまった証拠の下げを確認せずに空売りし、順張りは上げ止まった証拠の下げを確認して空売りしてるんです。
欧米の投資家は順張りに徹しています。日本人には逆張りが多いので、カモになりやすいのです。
逆張り禁止の理由
殆どの逆張り投資家はいずれ大きな損失を喰らい消えていきます。
上昇トレンド、下降トレンドが終わるだろうという「証拠の無い単なる想像」で売買をしているからです。
逆張りの指標でも、すぐにトレンドが変わる事まではわからない
RCI指標がそれを示しているからもう上がらないだろう、は危険
テクニカル指標を頼りに上昇トレンドの終わりを推測はできます。
しかし、下降トレンドに入っていない段階で空売りなどしてしまえば、
相場が更に上昇したときに大きな損失を被ります。相場が強い時には
空売りなど仕掛けるものではありませんが。
人間心理を考えると、「いつまでもこの上げ相場は続かないだろう。
下げ始める前に手を打とう」「いつまでも下げ続けることはないだ
ろう。もうこれ位で下げ止まるだろう」 などと勝手に判断してい
るのです。
チャート分析は現状を説明しているものであって、
将来を確認できるものではありません。
「上昇トレンド」に入ったと確認できてから買った方がずっと安心じゃないですか?それでも下げる時もあるんですから、「損きり」設定は必要です。
順張り=トレンドフォローは投資の王道と言えます。
日本人は順張りを意識的に行わないと、
ついつい逆張り的な発想になりがちです。
相場の変化を上手く捉え、大きく値幅をとって大儲けをしたいという心理傾向は誰でもあります。
損をしたくないからと逆張り売買を行い、損失が生じる。この繰り
返しで「負けグセ」がついた投資家は逆張りの負のスパイラルには
まり込んでしまいます。
「負けグセ」のついた逆張り投資から「順張り」投資に切り替え
「勝ちグセ」をつけない限り資産を減らす事しかできません。
「順張り」で「勝ちグセ」をつける具体的方法については、またの機会に触れます。